2017年 1月 1日まであと16日
フィリップ・K・ディックの誕生日
アメリカのSF作家、フィリップ・K・ディックは1928年の12月16日に生まれた。初めは純文学作家になりたかったが、食べていけなかったため、SF作品を書いていた。後に『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』や『高い城の男』、『暗闇のスキャナー』など有名な作品を多く手掛けたにもかかわらず経済的には恵まれない時期が多かったようだ。
…フィリップ・K・ディックは私が最も尊敬する作家のひとり。
数多くの映画の原作にもなったことでも有名だが、何と言ってもサイバーパンクというジャンルの先駆者であることが大きいと思う。早川書房の和訳に悩まされながらも読みふけっていた頃を思い出す。そんななか、新潮社から発売された三部作の短編集は和訳が素晴らしくとても読みやすかった。彼の言葉なのか忘れてしまったが、短編集こそが評価されるべきで短編にアイディアを詰め込み、それをまとめることこそが大変な作業であり、長辺というのはいわば短編を引き伸ばしたに過ぎないと…。
私が彼の短編でイチバン大好きなのは短編集「永久戦争」に収録された「地球防衛軍」が衝撃的だった。ネタバレをするつもりはないので騙されたと思ってぜひ買ってみていただければ、サイバーパンクとはSFとはかくあるべきというのがよく分かるかと思う。
【今日出来】
日ロ首脳会議・共同声明・ロシア プーチン大統領帰国
正直なところで言うと、プーチン大統領と親交のあった安倍総理だからこそここまでできたというべきであり、この二人でなければ個々までナシ得なかったであろうということは日本人の誰の目にも明らかだと思う。
転じて、安定政権であることがいかに大事であるかがよく分かる瞬間でもあったと思う。